戸建の賃貸住宅に、相当の関心と需要があるとわかった私は、次に、アンケート調査を実施したエリアで、戸建の賃貸住宅がどのくらい供給されているのかを調べることにしました。
調査エリアの賃貸物件はおよそ4万2000世帯。
この4万2000世帯のうち、はたして、このエリアにいったいどのくらいの戸建の供給があったと思いますか?
賃貸住宅情報誌の最大手、リクルート社のフォレントで調べてみたところ、その数47戸。
4700戸ではありません。たった47戸です。
4万2000世帯も賃貸に住んでいるのに、戸建賃貸の供給はたったの47戸しかないのです。
その比率は約0.1%です。
つまり、賃貸住宅1000戸にたったの1戸しか、戸建の供給がされていないことになります。
先ほどのアンケート結果でも分かるとおり、回答者の約8割が戸建の賃貸に今と同じ家賃程度で住めるのなら是非住んでみたいと回答しています。
ということは、約4万2000世帯のうち、8割とはいいませんがその大多数が戸建の賃貸に住んでみたい、という潜在的なニーズを持っていてもおかしくないのです。
にもかかわらず、戸建の供給は賃貸住宅全体のわずか0.1%しかない・・・
言い換えれば、現在アパート、マンションに住んでいる多く方は戸建賃貸がないから仕方なく住んでいるともいえると思います。
ではなぜ、戸建賃貸住みたい人が多いのにも関わらず、物件が0.1%と圧倒的に少ないのか?
まず、ひとつ目は地主の方が、戸建賃貸はいいと思っていたとしても、建築費が高くて割に合わないと思っている
たいがい、戸建となれば住宅と比べて、1500万円〜2000万円はかかるだろうと想定し、取れる賃料から逆算してもそこで除外してしますケースがあります。
二つ目は最大限のキャッシュを出そうとし戸数の多く取れるアパート、マンションを建築する
土地を有効に使おうと思ったら、容積率をめいっぱい使って、いくら戸数が取れるかという発想になります。
逆に、戸建賃貸は1棟ずつ建築するので土地に余分なスペースが発生したり、マンションのように高層にはできない為、効率的ではないと言えます。
このような理由から戸建賃貸は普及しないのです。
今は土地を効率的に使って、戸数を増やして建築したとしても競争率が激しく、新築でも空室になる時代です。
投資額が多ければ、リターン額も大きくなりますが、その分リスクも多くなります。
アパマンでは価格競争化になっているのです。
価格競争から脱する手段として
逆に多くの地主、大家さんが無理だと思っている戸建賃貸は、チャンスでもあります。
ほとんどの人はえさのついてない竿で、魚が釣れることを願っているのに対して、あなたは魅力的なえさのついた竿で魚をつることができるのです。
ここまででも戸建賃貸が今後の賃貸経営でチャンスであることはご理解頂いたと思いますが、戸建賃貸を経営することでどんなメリットがあるのか十分に知っておく必要があります。
|